MATERIALS 材料について

鉄をはじめ、ステンレスやアルミニウムなどがパンチングメタルの材料として一般的に使用されています。その他、銅、真鍮、ニッケル、チタンなど金属板に限らず、PP板(ポリプロピレン)、アクリル板、塩化ビニール板、アルミ樹脂複合板などあらゆるニーズにお応えできるよう、各種材料に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

主に取り扱いのある鋼種

熱間圧延鋼板(SPHC)JIS G3131
金属の再結晶温度よりも高い温度で圧延加工したもので、高温になった金属を圧延することで結晶がより強固になり、粘り強い金属にすることができます。金属表面にスケールと呼ばれる酸化被膜が形成されています。
酸洗処理鋼板(SPHC-P)
原板の熱間圧延鋼板を酸洗ラインに通し、美麗な表面肌が得られるよう表面のスケール(酸化被膜)を除去したものです。
冷間圧延鋼板(SPCC)JIS G3141
酸洗した熱間圧延鋼板を冷間圧延したものです。冷間圧延は、滑らかで光沢のある表面をしており、薄く圧延しても精度が高いため、自動車や産業用機械等の用途で、広く使われています。
電気亜鉛めっき鋼板(SECC SEHC) JIS G3313
表面処理鋼板の一種で、電気的処理により、熱延または冷延鋼板の表面に亜鉛の被膜層を形成させたものです。溶融亜鉛めっき鋼板と比べると亜鉛の膜厚(付着量)は薄いですが、均一にめっきすることができ、塗装性も良いので外観の良さを求められる部材に適しています。
溶融亜鉛めっき鋼板 JIS G3302
表面処理鋼板の一種で、熱延または冷延鋼板に亜鉛を溶融めっきしたものです。電気亜鉛めっきに比べめ膜厚(付着量)が厚いため耐食性に優れています。
高耐食性めっき鋼板 JIS G3323
表面処理鋼板の一種で、メーカーにより成分含有量の違いはありますが、亜鉛を主にアルミ、マグネシウム等を加えた合金をめっきした鋼板です。溶融亜鉛めっき鋼板よりも高い耐食性を有しています。

ステンレス

SUS304 オーステナイト系18Cr-8NiJIS G4305
オーステナイト系の代表的なステンレス鋼で、約18%のクロムと約8%のニッケルが含まれています。加工性、耐食性、耐熱性に優れ、強度も高いため幅広い用途で使われています。
SUS430 フェライト系18CrJIS G4305
フェライト系の代表的なステンレス鋼で、強度や耐食性などはSUS304に劣りますが、ニッケルが添加されていないため価格が安く、強磁性体のため磁石を付けることができます。

表面仕上げ

ステンレス鋼は、用途と意匠性の面から、さまざまな表面仕上げを施して使用されます。

  • No.1

    熱間圧延後、焼鈍のうえ酸洗いしたままの状態のものです。平滑度を重視しない耐熱・耐食の工業用途に適しています。

  • 2B

    冷間圧延後、焼鈍・酸洗したうえで、研磨ロールで軽く冷間加工をおこなって得られる光輝仕上げです。

  • BA

    冷間圧延後、光輝焼鈍を行った非常に美しい仕上げです。2Bよりもさらに光沢感があり、鏡面に近い状態になります。

  • #400

    #400番バフによって研磨仕上げしたものです。BAに近い光沢を有していますが、砥粒線は除去されていません。

  • HL(ヘアライン)

    №4仕上げのものに砥粒研磨ベルトで連続した長い研磨目を付けたものです。建材用として広く使用されています。

  • No.4

    2B仕上げしたものを#150~180番程度のベルトで研磨仕上げしたもので、均一な外観を有し衛生的でもあるため、食品加工設備や病院設備等に使用されています。

アルミニウム

A1100JIS H4000
純アルミ系の材料(AL純度99.0%以上)で、溶接性や成形加工性に優れた材料です。酸化被膜により比較的耐食性も良好でアルミ合金系の中でも特に表面処理性が良好なため、アルマイト処理をする際によく使用されます。
A1050JIS H4000
純アルミ系の材料(AL純度99.5%以上)で、A1100と同等ですがA1100よりも導電性に優れた材料です。
A5052JIS H4000
純アルミに2.2~2.8%のマグネシウムを添加したアルミ合金系の材料です。マグネシウムを添加することにより、強度だけでなく耐食性と溶接性を向上させています。

表面処理

アルミ材の表面は、自然酸化被膜による保護はありますが耐食性・表面硬度も十分ではありません。使用環境や目的に応じ、アルマイトや塗装などの表面処理が必要なケースがあります。

加工方法

製品情報

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